2009年06月27日

【みどり豊プロジェクト】Vol.4 〜 中干しの季節です 〜

みどり豊プロジェクト
こんにちは!はなどんやの松村です。
梅雨まっただ中ですが、たまの晴れ間には夏の香りに包まれますね。
皆さま、如何お過ごしでしょうか。


さて、夢の新品種米「みどり豊」の試験栽培も、順調に進んでいるようです。


★みどり豊プロジェクトのおさらい
 1.プロローグ 〜Sさん〜
 2.プロローグ 〜信じられない突然変異〜
 3.プロローグ 〜みどり豊への思い〜


水田では今、ちょうど「中干し」という工程が行われているようです。
以下、坂嵜さんからのメールより抜粋です。


================================

みどり豊の稲は順調に育っています。
植え付けから、約6週間’みどり豊’は順調に生育しています。
この時期は、イネは盛んに株分れをし、茎の数が増えています。

田植えに時は、3-5本の苗を一箇所に植えます。ここから約40本の稲穂が出ます。
6月24日頃より、穂にならない無駄な茎が出るのを抑えるために田んぼを一度乾かす’中干し’という工程に入ります。

期間は、10日間ぐらいです。地面に酸素を取り入れるためと、乾かすことで秋に
収穫するときにぬかるみ難いという効果もあるそうです。

現在、2週間に一度の割合で生育調査を行なっています。


================================


いやはや、毎日食べているお米ですが、生産現場でこんな工程があるなんて、
全く知りませんでしたね。
これも太古の昔から蓄積されてきた、人々の知恵の賜物なのでしょうね。

坂嵜さんからのメールには、Sさんの近況も書かれています。


================================

Sさんは、福島でぼろアパートに住みながら、昨年5月に農協の臨時職員を
解雇されてから、桃の集荷場の手伝いなどをしながらハローワークで仕事を
探し続けていました。

いつか見つかるだろうと思われていましたが、とつぜんの金融危機が
やってきました。50歳を過ぎていては、書類選考もほとんど引っかからなくなり、
面接まで行ってもそれまでという厳しい現実の毎日です。

彼は、とうとう福島を出て滋賀に移り、リサイクル関係の会社で臨時職員を
しながら、’みどり豊’の生育を見守ることにしたのです。


================================

プロローグ1でもご紹介しましたが、「みどり豊」誕生の背景にはSさんという、
一人の男性の生き様を抜きには語れません。
「みどり豊」は、お米とともに生きてきたSさんの人生の集大成とも言えます。


坂嵜さんからのメール、お米の大切さにも触れられています。

================================

日本でコメがなぜとても大切か?

日本は弥生時代にコメが大陸から渡来して以来、国土の30%しかない耕地で
食料を生産し、現在まで文化を育んできました。

狭い農地でこうして、たくさんの人々を養ってこられたのは、コメのおかげだと
いっても差し支えないと思います。麦や大豆やトウモロコシは、毎年同じところで
同じものを作り続けることができません。
そのためにヨーロッパなどでは輪作という順番に作物を変えながら作る技術が
発達しました。

それに対して、コメだけはずーっと同じところで毎年作り続けることが
できるのです。ですから、これからも水田を大切にしてゆくことが
日本の文化にとっても食糧確保にとっても大変重要なことなのです。

コメはそれだけでも本当に美味しいですよね。


================================

お米が日本人の主食で、とても大切な農産物であることは知っていましたが、
地理的条件や植物の特性の面で、このような背景があったということは
今更ながら、新しい発見でした。

気候の温暖化にも適応し、生産においても強く、そして美味しいという、
三拍子そろった「みどり豊」が実りの時期を迎えるまで、あと3か月ちょっとです。

そろそろ「食味評価」をしていただくための段取りを考えなくてはなりません。
全員に取って初めての作業で、とても楽しみな仕事です。

〜 つづく 〜

★「みどり豊」の試験栽培に携わっている皆さん。
みどり豊の栽培に携わる皆さん

(左から、Sさん、フローラトゥエンティワンの調査担当の西澤さん、栽培農家の垣谷さん)

hanadonya8787 at 19:49 │Comments(0)この記事をクリップ!

この記事にコメントする

名前:
URL:
  情報を記憶: 評価: 顔